昨今ではフェイスブックやツイッターなどのSNSが全盛を迎えています。では、何故このようなSNSなどのコミュニケーションツールを人が必要とするのか?
その元になるものを考えた時、ビジネスのヒントになるものが見えてくるかもしれません。
SNS利用時間の長い人ほど「生活の満足度が低くなる」といったリスクがある事を知るべきである
我々の人間関係のベースとなるものの1つに「帰属欲求」なるものがあります。 人は何かしらの集団に属し周囲の人たちと「同調出来ている」と感じたときに心が満たされ、安心感や満足感、リラックスを感じる事ができます。 その一方では、、、 帰属の欲求が満たされなければ“孤独”を感じ緊張に晒されます。 集団から離れる恐怖は、人に不安定と高いストレスを感じさせることになるのです。なので、その欲求を満たす為の場所としてSNSのようなコミュニケーションツールが必要とされるのでしょう。
しかし、SNSで日記感覚の情報を発信していると、知らない人から攻撃を受ける危険もあるのです。
面識のない相手から嫉妬されたり、逆に相手に余計なストレスを与えたりと、自分のあずかり知らないところで不幸は悪循環が、立ちあがってしまうケースもあるのです。
しかし、普通、人は自分の投稿内容を「これ、大丈夫かな?」と精査しながら投稿する事はありません。
そもそも自分の投稿が、人間関係のトラブルを引き起こす力があるなどとは思ってもいませんから「投稿することのリスク」など考えた事もないでしょう。
それにSNSを利用する事には他のリスクも潜んでいます。
そのリスクとは、、、
「SNSの利用時間の長い人ほど、生活の満足度が低くなる」
というリスクです。
SNSの利用時間の長い人ほど不幸な気持ちになるなんて、なんとも皮肉な結果だと思います。しかし、そのメカニズムには明確な原因があり、それはSNSのシステム自体にあるのです。
SNSで発信される情報のほとんどは「素人の投稿」です。
ですから、投稿した事による周囲の反応や、何かしらの意図を計算して行われてはいないものが大半です。そんな情報発信の素人の投稿を読むことは、他人の蒔いた「不幸の芽」を摘み取る事にも成るのです。
あなたにも身に覚えがあるでしょうが、他人の自慢話や、充実した生活ぶりを見せつけられると、
「あぁ、なんだか自分だけ取り残されたみたいで、凄く不幸に感じる、、、」
こんな経験があるでしょう。
「他人の不幸は蜜の味」なんて嫌な言葉がありますが、「他人の幸せは、自分にとっては毒である」と言えるのではないかと思います。
ですからSNSの投稿やビジネス利用には「独自の難しさ」があるのです。
ビジネス目的でSNSを使う場合は、能動的でアクティブなものにする為のルールや工夫が必要になってくるでしょう。
そして、人の持つ「帰属欲求」を上手に満たしてあげる事が、運営の成功には欠かせない要素であると思います。
では、どうすれば情報発信で“人の帰属欲求”を満たす事ができるのか?
そのキーワードは、、、
「共感」だと思います。
情報発信で一番気をつけるべきなのはその情報を目の当たりにした相手が、
「あ~、それ分かる~」
と共感できる内容を投稿する事です。
人は、他人の自慢話に付き合うのは苦痛ですし、かといって不幸な姿をみるのも実はストレスを感じます。
「他人の不幸は蜜の味」というのは間違いであり、「旨い!」と錯覚しているだけのカフェインが大量に入った栄養ドリンク剤を飲んでいるのとまったく変わりがありません。
人の帰属欲求に根差した見ていてリラックスできる情報は、「共感」に根差したものであると言えるのです。
ですから「相手が共感できる投稿」これを意識するだけで、あなたは「情報発信のカリスマ」になれるかもしれません。
SNSでの情報発信に限らず「共感」「帰属欲求」は、ビジネスを成功に導くキーワード
どんな分野であってもカリスマになる事ができたなら、半分以上は成功したも同然だと思います。ですから、、、
「共感を意識した情報発信で人の帰属欲求を満たすこと」
これが、あなたのビジネスを成功に導くSNSの使い方になるのです。
本日もありがとうございました。
追伸
「S」は基本的な考え方として、フェイスブックのような“SNSだけでの展開”でビジネスが成功するとは思っていません。
ウォーキング協会のマーケティング講座でも、知見を披露させて頂いた事がありますが、
「フェイスブックだけ」
「ツイッターだけ」
これらの個々の展開だけで、ビジネスを成功に導くのは難しいと思っています。しかし、ここに「メルマガ」
「ブログ」といったオウンドメディアを付け加えると、ビジネスの成長力が桁違いに高まる事になるのです。
先に挙げた2つのSNSは、情報発信リソースとしての「格納庫の役割」を果たす事がありません。メルマガは格納庫とは言えませんが、、、「ブログ」は明らかに格納庫足り得るだけの仕様を備えています。
格納庫という概念は「好きな時に情報を取り出せる事」つまり、検索が可能である事が条件になります。
フェイスブックやツイッターは投稿される情報が、次々に流れていっていしまいます。フェイスブックは確かに自分の手元には残りますが、そもそも検索機能を重視した作りではありません。
なので、ハッキリ言って「検索して過去の記事を探す」といった使い方には不向きもいいところです。余りにもビジネスユースとしての使い勝手が悪すぎると思います。
だから、「私はフェイスブックに小まめに投稿して、情報発信している」と考えている人に向かって、
「ハッキリ言ってプロの目から見て、そんなものは情報発信とは言えない!」
と言い切っておきました。
あくまでもビジネスユースを目的とした情報発信、投稿は自分のやって来た事が「財産」として活用出来る!といった事が前提になければ、やっている事全てがムダになる可能性が高いと思っている次第です。
なので、どうせ情報発信をするなら、、、
「メルマガで記事を書く」
「書いた記事をブログで投稿して格納する」
「ブログで書いた記事を、そのまま或いは、短くしてSNSで発信・拡散」
これが全てではないかもしれませんが、「S」があなたにお勧めする“情報発信の基本展開”だと思いますゥ!
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