削ぎ落し選ばれた言葉は“あなたの伝えたい思い”をより適切に伝えてくれる。星の王子様のサンテグジュペリも、こんな事を言ってます~

「完璧が達せられるのは付け加えるものが、何もなくなったときではなく、削るものが何もなくなった時である」

これは星の王子様の作者であるサンテグジュペリの言葉です。

営業マンという仕事は 喋るのが仕事です。ですから、ついつい喋りすぎるきらいがあり、お客様の話を聞くという事が疎かになりがちです。

そして、「喋り過ぎる営業」と言うものは、得てしてお客様との距離を遠ざけてしまうものだと思います。

「完璧な説明」は余計なものが削ぎ落された状態に近づいていく

営業マンは“売りたい!”という気持ちが高まると商品についてあれやこれやと、

「とにかく、多くを伝えねばならない」

となってしまい、どうしても付け加える説明が多くなってしまいます。しかし、サンテグジュペリの言葉を借りれば、完璧に近い説明とは、、、

「余計な説明が、何もなくなった説明であり、余計なものがあまりにも付け加えられた説明は、完璧な説明からは程遠い、、、」

と、いえるのかもしれません。

いずれにせよ、完璧な商品説明など望む事はできず、営業マンは伝えることにおいてベストを尽くすしかありません。

ですが、余計な説明をそぎ落とし必要最低限の説明に終わらせることは、かなり高度なセールストークの技術であると言え、短い言葉の中に、伝えたいことを凝縮し、濃縮する事は、プロの作家でさえもかなり苦しい作業だと言われます。

ただ勘違いしないで欲しいのは、、、

短い商品説明が良いわけではなく、必ずしも“長い商品説明が悪い”と言っているわけではありません。

必要な説明をお客さんに伝えながらも不必要な内容は極力、そぎ落とし、お客様が知りたいと思う本質的なことについてのみ説明する技術が、営業マンには求められると言えるのです。

商品の説明にしろ、文章を書くにしろ「短い言葉の方が楽にできる」と勘違いされている方がいるのですが、正直に言えば、それは「間違った見方」であり少なくすること、余分なものを削ること、これらの方がいたずらに長くするよりもかえって時間も手間も、そして労力もかかるものだと思います。

雑誌や小説の編集者に言わせると、、、

「短い言葉は、いろんなものをそぎ落として生まれてくるので、より丁寧な作業をする必要がある」

というのです。

「想いを込めたものを伝えよう」

「より丁寧な説明をしよう」

これは営業マンとしてビジネスマンとしては、正しい心構えですがそう思えば、どうしても長くなる傾向があるでしょう。

けれども、その中に込めた感情や大量の情報を裡に秘めた言葉があり、そこから必要なものだけを残し削ぎ落としているからこそ、相手の心に届く、響く言葉が生まれるのではないかと思います。

相手の立場に立って考えれば分かりやすいかと思いますが“必要のない情報”や“自分にとってはどうでもいいと思っている想い入れ”をいくら熱く聞かされたところで、それは相手にとって苦痛でしかありません。

ですからこそ、相手に届く言葉を選び、それ以外を削ぎ落としていく作業はとても難しいものだと思います。

削ぎ落し選ばれた言葉は、あなたの伝えたい思いをより適切に伝えてくれる

映画監督の宮崎駿が映画「もののけ姫」のプロモーションコピーを考えたとき、必要のないものを削ぎ落とし最後に残った、たった一言が「生きろ!」のこの一言になったというエピソードがあります。

そのたった一言に絞り込むまでに、映画に込めた思いを凝縮するまで考えに考え抜いたという逸話です。ですから「この言葉は、響いたな、、、」と、思える言葉に出会ったら「なぜだろう?」と自分なりの思索を巡らせてみると、いいかもしれません。

その言葉が生まれるまでの過程と背景を、自分なりに考えてみる事は、言葉を扱う仕事につく営業マンのキャリアには多大な影響があると思います。

なので、人に何かを伝えたいと思ったとき、言葉で表現するのに「何かを付け加える」のではなく「何かを削ぎ落とすこと」にこだわり言葉を選ぶべきだと思います。

そして、その削ぎ落し選ばれた言葉はきっと無駄に長く喋りすぎた言葉よりも、あなたの伝えたいと思うことをより適切に相手に伝えてくれると思います。

最後までありがとうございました。

追伸

今日のブログは、他のブログよりもかなり短めな内容となりました。これは決して意図したワケではなかったのですが、自分なりに文章、コピーというものを改めて見直してみる良い機会になったかもしれません。

 コピーライティングの格言の中に、

 「良いコピーは長いコピーでもなければ、短いコピーでもない。良いコピーとは“必要な内容が適切な長さで書かれているもの”である、、、」

 といったような格言があります。そして、私自身はやはりコピーを削ぎ落し短い文章にしながら、伝えいたい事、必要な事だけに磨き上げていくのは、本当に難しい作業であると感じています。

 あなたが、もし「言葉を生業にする職業」に就いているなら、「伝える」といった事についてじっくりと考えてみると何か自分なりの気付きがあるのかも、、、しれませんね~

 

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