事実を見る事の重要性!「因果関係」と「相関関係」の明確な違いを知る事は、マーケティング的思考にとっても必要不可欠なことである!

「テレビを見せると子供の学力が下がる」とは一般的に信じられている事ですが、ところが、、、テレビを見ている時間が長くなると逆に、学力が高くなるといった示唆があるのです。

私たちの社会には「常識」とされている事が数多くありますが、常識と思われている主張の多くには経済学の有力な研究では「全く関係が見られない」と否定されているものが多いのです。

上記のテレビと学力の関係がその一例ですが、他にも「メタボの検診を受けていれば寿命が延びる」とか「偏差値の高い大学の方が将来、収入が上がる」などといった事も全く関係がありません。

メタボの検診を定期的に受けていても「運動ゼロ、食事のカロリー無制限」では太らないハズはありませんし、偏差値の高い大学へ入る優秀な頭脳(高学歴でも実戦では使うものにならない人材は数多く見てきました)を持っていても「どのような職業を選択するのか?」によって収入の桁はゼロが1つ変わります。

この見当違いの原因として考えられるのが「因果関係」と「相関関係」の取り違えがあります。

因果関係とは、、、

「2つの事柄のどちらか一方に原因があり、どちらか一方がその結果である状態」

そして、相関関係とは、、、

「2つの事柄の間に原因と結果の関係がないものの事」を言います。

しかし、私たちは社会的な常識と言われる事やまったく根拠のないデマや噂の類を元にして本来、全く関係のない「相関関係」にある2つを「因果関係」のように思い込んでしまうといった傾向があるのです。

事実を見る事の重要性

「相関関係」の身近な例は、Amazonで検索している時に表示される「この商品を買った人は、こんな商品も買っています」というヤツですね。

実際に、ある商品Aを買った人が別に買った商品Bを紹介するのは、事実に基づいた紹介ですが、、、そこに「因果関係がある」とは断定できません。

何故なら、その人が商品Aを買った理由と商品Bを買った理由が別であれば、そこには因果関係はないのですが「相関関係」のみで判断すると“買った”という事実を否定する事ができないのです。

なので、うっかりすると「そうか、こんな商品も買ってるんだ~どれどれ、、、」とつい中身を見て、興味があるとついで買いしてしまった、という経験があなたにもあるかもしれません。これでまんまとAmazonの売上に貢献してしまった、という事になります(笑)

しかし、ビジネスパーソンたるもの、自分の行動をあやふやな判断に任せて良いものではありません。「原因」と「結果」の関係を取り違えると、時には重大な判断ミスを犯す危険もあるのです。

そんな手痛い失敗をしないためにも「原因」と「結果」の間にある関係を知っておくことは大切な事だと思います。

そこで、因果関係なのか?相関関係なのか?を正しく見分ける為の方法論を知っている必要があるのですが、これを「因果推論」と呼びます。

軽薄な人は「運勢」とか「運命」といった根拠不詳なものを信じる傾向がありますが、賢く聡明な人は「因果関係」のある無しを注意すると思います。

あっ!誤解しないで欲しいのですが、私は運勢とか運命といったものを全く信じていない訳ではありません。と言うよりも、、、むしろ他の人よりも信じているくらいです。「どのような行動を取ると開運していくのか?」といった事に興味を持ち、けっこう色々な事を実践しその過程で興味深い話を聞く事もできました。

実践してみた結果「これは因果関係が見られない」「効果があったと認めるには根拠、論拠が乏しい」と判断した事は、あっさり切り捨てました。しかし何かしらの効果を感じた事は今でもコツコツと継続しています。

このような経験を踏まえて、因果関係をチェックする際には確認するべき3つのポイントがあるのですが、それは、、、

1.「まったくの偶然」ではないか

2.「第3の変数」は存在していないか

3.「逆の因果関係」は存在していないか

といった見地から、物事を推論してみると真実が浮かび上がって来るでしょう。

ちなみに、、、

「統計的に優位である」(有効である)とみなされるのは「観察された差が偶然の産物である確率が5%以下」という定義があるそうです。

この定義に従って考えた場合、2つのグループの差は誤差や偶然では説明できない何らかの関係がある。すなわち「意味のある差」であると判断できるという事です。

他にも一見すると2つの事柄の間に関係があるように見えるのは、実は、、、「まったくの偶然」という場合があります。(先ほどのAmazonの例)

このように単なる偶然なのに2つの事柄の変数が、

「なんか関係のありそうな動きをするな~」

といった事を「見せかけの相関」と呼び、このような関係には十分な注意が必要になるでしょう。

「因果関係」と「相関関係」の明確な違いを把握する事は、マーケティング的思考にとっても必要不可欠なことである

あなたが、何かしらの場面で発言を求められたとき、その発言が「因果関係」に基づいた発言であると「あの人のいう事は論理的で説得力がある!」と周囲から一目置かれる存在となるでしょう。

ですから、間違った分析や発言をして恥ずかしい思いをしない為にも、論理的な考え方のできる方法論を学ぶ事は、転ばぬ先の杖としてあなたを支えてくれると思います。

それにマーケティングやセールスでは「理由」といったものを、とても重要視します。人は何かしらの根拠を求める時、その根拠に見合った説明を受ける事で深く納得する事ができるのですが、この「納得」がない限り、人が行動する事はありません。

なので、論理的で説得力のある説明を行い見込み客を集める為にも、「因果関係」と「相関関係」の明確な違いを把握している事はマーケティング的思考にも必ず必要なことであり、「なんとなく」といったあやふやな説明では、あなたの商品もあなた自身も人から求められることなどないのです。

本日もありがとうございました。

 追伸

私が「健康」や「「運勢」などの事について、知恵袋として色々教えてもらう方がいるのですが、この方の口癖は「事実を見ろ!」です。しかし、確かに事実は全てを物語る不動の真実なのですが、、、その人の頭が「ある常識」や「一方的な視点」に囚われていると、「事実を歪曲する」といった事をしてしまいます。

 このような状態は一種の「洗脳状態」であり、私たちは常に様々な情報に晒され日常的に洗脳を施されていると言えるかもしれません。

 それだけに「どのように事実を見分けるのか?」あるいは「どのように事実と虚偽を区別するのか?」といった事は、ビジネス上の問題だけなく「人生の明暗を分ける重要な思考」であると思います。

 ですから自分は「どのような因果のただ中にいるのか?」この視点を決して忘れる事なきようにして欲しいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です