ブログなどで良質なコンテンツを無料で提供し、集客する手法を「コンテンツマーケティング」といって、ここ3、4年前からの流行です。
で、コンテンツマーケティングとは、一体何なのかと言えば、、、
そもそも新しい手法とは言えず、新聞やラジオやテレビであっても視聴者やリスナーに、
「面白いものを提供する」
という意味では、あまり変わりはありません。
ただし、既存のメディアと決定的に違うのはインターネットを使った発信なら、誰であっても気軽に「コンテンツが発信できる」と言うことだと思います。
テクニックだけで作ったコンテンツは結局、誰にも愛される事がない
インターネットの登場以前であれば新聞、テレビ、雑誌、ラジオなど、どれであっても情報発信にはそれなりのお金と時間が必要であり、一定以上のクオリティーでなければ発信すること自体ができませんでした。
しかし、インターネットの登場で、誰であっても質の良い悪いも関係なく、いくらでも情報発信することが出来るようになったのです。
けれども、、、玉石混交の情報発信がかえって、ユーザーを混乱させることになりました。
その為、ユーザーに役立つ上質なコンテンツを検索することを目的として、検索エンジンを考えてきたのがGoogleです。
その結果、ユーザーに役立つ良質なコンテンツが検索で上位表示されるようになり、そこからホームページやブログに集客できれば商品を買ってくれる人が増え、結果的に売り上げも上がる事になりました。
そして、またその結果、既存のメディアがそうであったように、資金を持っている会社が無料で、しかも良質なコンテンツを配信するようになりました。
つまり、、、
結局は“良質なコンテンツを配信できる事がマーケティング”となり、売上げも上がるので、「コンテンツマーケティングが重要である!」というふうに言われるようになったのです。
で、「それじゃあ自分も、コンテンツマーケティングをやらなくちゃ!」
といった企業が増えてきたので、
「ブログの書き方は、どうするの?」
というテクニックを求める人が、急激に増えてきたのだと思います。
しかし、、、
多くの人が勘違いしているのですが、
「どんなタイトルをつけるのか?」
「どうすればアクセスが伸びるのか?」
「どんな文章が読みやすいのか?」
とテクニックばかりに気を取られてしまっていて、「何をもって良質である」とするのかを考えていない人ばかりが増えてしまいました。
実際に、「テクニックを追求すればコンテンツの質が上がるのか?」と考えたとき、「そうではない」と言わなくてはなりません。
とりあえずアクセスを増やしたいと思うなら、ネットで話題になっている事でもタイトルにつけてみれば、それでアクセスが伸びるでしょう。
けれどもそれが「コンテンツの質」を上げることになりますか?
アクセスを伸ばすことも大切ですが、コンテンツというだけに「中身」がなければ、まるで価値がありません。
「タイトルの付け方」や
「文章を読みやすくするテクニック」など、
それこそ、テクニックはいくらでもあるのですが、テクニックをどれだけ寄せ集めたとしても、ブログの記事として、優良な情報の提供がなければ誰も、
「いや~、中身の濃い記事だった、、、」
なんて評価は、絶対してくれないと思います。
テクニックの寄せ集めで書いた記事など、教養もないのにブランド品で着飾った悪趣味な成金オヤジみたいなものでしょう。
つまり、、、
「誰からも愛されることがない」
と言える存在だと思います。
そもそもテクニックと言うものは「中身」を引き立てるためのものであり、中身のある、まともな記事が書けるようになった後から、いくらでも習えばいいと思います。
ブログを書くのも、何であってもコピーライティングと同様に、「何を書くのか?」が先であり、記事の中身に価値があるのが最も大事な事だと言えます。
あなたが思っている以上にコンテンツマーケティングは難しいものであり、一朝一夕に良質なものにはならない
価値があるとは、、、
一言で言えば「読者に役立つ」という事であり、人の役に立つと同時に、自分のビジネスにもつながらなければなりません。
そして、読者に役立つだけであっても不十分であり、かといって自分のビジネスにつながるだけでもいけません。
もし、自分のビジネスに誘導するのだけが目的であれば、それは「広告」と言われる類のものであり、「コンテンツ」と言われるものとは性質が違ってくると思います。
しかし、「コンテンツ」として上質なものを発信し続けていれば、口コミで広がったり拡散して、多くの人の目に止まるでしょう。
そうなれば結果的に、検索上位でも表示されることになるのです。
ですから、、、
「コンテンツマーケティング」は、あなたが思っている以上に難しいものであり、一朝一夕に、良質なコンテンツが提供できるようにはなりません。
これは、別にコンテンツに限った話ではありませんが、、、
世の中に「良いものを提供しよう!」と思うなら、それなりの時間や労力は必要になると思います。
ですから、真剣に「コンテンツマーケティング」を考えるなら、
「どう書くか?」ではなく
「何を書くか?」
この点にフォーカスをおけば、保証の限りではありませんが、良い記事が書けるようになっていくかもしれません。
本日もありがとうございました。
追伸
「S」が運営している、このブログも「コンテンツマーケティング」を意識して始めたものです。
「自分のライターとしての力量は、どのくらいのものか?」そして、
「世の中の人は、どんなコンテンツを望んでいるのか?」
といった生のデータが欲しくて、それなら自分でやってみよう!と始めたのが、そもそものきっかけでした。このブログも投稿を始めて、何だかんだと言いながら、もうじき300回を迎えようとしています。
200回を迎えた時に、投稿の内容を少し変えていこうと「おねえの告白」といった感じで、予告をしました。
そこから、思いの外かかってしまったのですが、おそらくもうちょっと投稿を続けると、コンテンツの方向性を変えた記事が掲載できると思います。
ここまで投稿を続けて分かった事をお伝えすると、読者は“単純なノウハウ”だけを欲している訳ではなく、
「為になるもの」+「面白く読めるもの」=“人が集まるもの”
といった1つの「解」が分かってきた!と言えるところまで、やってきました。
本文で触れたように、そう簡単に中身のあるコンテンツを作れるものではなく、また中身があったとしても、それだけで単純にアクセスが増えていくわけではない、といった事も同時に理解できるようになりました。
まぁ、書いてしまえば「そりゃ、そうだね~」といった感じでしょうが、実際に数カ月以上に渡ってコンテンツマーケティングを実践してきた結果、手にした経験値は大変、貴重なモノだと思っています。
なので、もうしばらく、これまでのスタイルの投稿を続けていき、そこから「どう書くか?」ではなく「何をどう書くか?」に考え方の方向を、変えていく事になっていくと思いますゥ~
なので、一度来てくれた方は、「同じ雰囲気で、ちょっと飽きたな~」と思っても、暫くしたらまた来てみてね~宜しくお願いしますゥ~♪
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