明治から昭和初期にかけて、幅広い分野にわたって活躍した政治家“後藤新平”は、元は帰農した伊達藩士の子でしたが、台湾経営に顕著な働きをみせたのち、1906年南満州鉄道初代総裁を務めるなど経世家としてのその才能を評価される人物でした。
彼は、
「財を残すは下、業を残すは中、人を残すは上」
という言葉を残したと言われています。
この後藤新平の残した言葉を自分なりに解釈したのが「やずや」の創業者である故矢頭宣男氏でした。
矢頭氏は、
「財を残すは下、企業を残すは中、人を残すは上、そして感動を残すは最上」
といった言葉を残しています。
矢頭氏にとっては、財産や会社を残すことではなく“人に何かの感動”を与える事こそが最上であり、それでこそ、成功した人生だったと定義していたのだと思います。
あなたは金銭的な成功以外に「成功の基準」を持っているか?
人間は死ねば、それまでに得た金銭をあの世まで持っていく事はできません。それに、金銭どころか、何一つあの世には持っていく事ができません。
ですから、財産を残すこと以外に、
「自分は何を残せば成功できるのか?」
といった事を日々、考えていく必要があるのですが、
「人生で何をもって成功とするのか?」
と自分なりの成功の定義を捉える事が、長期定期な人生の目標となるでしょう。
もちろん経済的な成功も大切ですが、、、経済的な成功は、成功の1部分であり、端からみれば経済的な成功を収めたものの、人生全般を通してみれば決して幸せとはいえないと見える成功者もいるのです。
多くの成功哲学のプログラムやセミナーでは金銭的な成功、つまり物質的な成功が唯一の成功であるように教えているものも多いかと思います。
しかし、中身を紐解いてみれば、物を持つこと以外で得られる幸福についても言及されている事が分かります。
では、一体人が成功するとは、どのような状態を指すのでしょうか?
そこで、ここでは改めて、成功哲学が定義する成功について考えてみたいと思います。
ある成功哲学のプログラムでは、経済面だけでなく「社会生活」や「家庭生活」の両面が揃って初めて成功であると定義していますし、それ以外にも、教養があり精神面で充実し心身ともに健康であることが成功とされています。
また別のプログラムでは、自分という人間から地域社会へのつながりを広げ、人と交わり社会に貢献し、自分や家族だけでなく他人を自分の成功の一部とみなす考え方を推奨しています。
このように成功のテーマを各分野で定義し、項目ごとに事細かに、細分化していけば、
「自分にとっての成功とは何か?」
を発見することができるでしょう。
そして成功とは、やはり金銭的物質的なものだけで捉えてはいけないものであり、金銭的物質的な成功と揃って、家庭や社会などの人間関係と心身の健康と、それらを支えてくれる教養がなければ、本当の意味での成功を、手にしたことにはならないのでしょう。
人は人生の最後に「死」というイベント迎えるが、それまでに人生を“どれだけ楽しめるのか?”が重要である
結局のところ、成功というものを一言で表してしまえば、、、
「その人が満足したものであるか(満足した状態にあるか)どうか?」
だと思います。
経済的な成功を収めただけで、他の人との人間関係や家族との関係がバラバラであれば、やはりそこには満足を感じる事はないでしょう。
人間は孤独であっては、ただ寂しいだけだと思います。
ですから、やずやの創業者、矢頭氏は後藤新平の言葉を借りて「人に感動を残すことが最上であり、成功である」と考えたのだと思います。
そこで、あなたも財産を残すこと以外での“自分にとっての成功”を定義し、5年10年先の自分を考えて、
「今何をするべきなのか?」
と目の前の目標を追いかけるべきだと思います。
そして、人間の一生には必ずいくつかのイベントがあり、最後に迎えるイベントが「死」なのですが、
その節目節目の大きなイベントを見据え計画を立て、イベントごとに万端の準備をし、そこに自分のやりたいことや目標を付け加えていくのが、人生に深みを持たせることになり、ひいてはその深みが、自分にとっての成功に変わっていくのだろうと思います。
本日もありがとうございました。
追伸
今日の記事の内容を端的にまとめると、、、
「経済的な成功だけでは“満足した人生”にはならない」
といった事だと思います。しかし、かといっって、食べる事しかできないような経済状態では「幸せ」といった状態には程遠くあり、「衣食足りて、初めて礼節を知る」といった言葉がありますが、経済的な満足を無視して、人生の成功もあり得ないのも、また事実であるかと思います。
人は、
「自分の望まない事」
「嫌いな事」
「気の進まない事」
をやり続ける事はできません。人間と言うものがそもそも、そういう風に出来ているのだと思います。だから自分なりに“楽しい”と感じる事をやりながらでないと、何をするにも続かないのが、本当のところだと思います。
だから、一番幸せな人生とは、
「自分の好きな事をやりながら、それが人の役に立つ人生」
であり、自分が大笑いしながらやり続ける事が、そのままお金になり、何かの形になり、そして人の記憶に残るのが“最上で最良の人生”でになるんじゃないかと思いますゥー!
追伸の追伸
昨日まで、栃木県の茂木で開催されていたロードレース世界選手権日本GPを観戦に行って参りました!!
日本では、あまり知名度がないのですが、海外では大人気のスポーツイベントであり、世界200か国以上に中継されていて、近年スペイン人ライダーの活躍もあり、スペインでの視聴率は20%超え「国技」とまで言われています。
アジアでも人気が高く、ここ数年は明らかに東南アジアからの観戦者が増えました。パッと見みて(ブランドもののバック持ってりゅ~、ぜってー自分より金持ちだな!)って感じの人もかなり多いですね~
年に一度のイベントなんですが、昨年、さる事情で行けなった以外は16年間、通い続けているイベントです!
「S」はバイクが好きなのですが、初めて観に行った時は、ダウンヒルストレート(土手の向こうが見えない)で観戦していて友人と、
「ねぇ?なんか凄い音がするけど、今日4輪が走っているんだっけ?なんか凄まじい音だよね?、、、」
と首を傾げているところに、目の前を時速280㎞で走り抜けるバイク(MotoGPマシン)を見て、唖然とした事を今でもハッキリと憶えています。
MotoGPは海外での方が人気、知名度ともに高く、今ではF1以上に人気がある二輪レースの最高峰です。MotoGPの規格に変わる「世界GP」の頃からだと、かれこれ30年近く、バイクのレース観戦を楽しんでします。
目の前をバイクに跨り走り去っていくライダーは“新幹線に跨ってるのと同じ”ですから、間近で観ていると、
(アイツら、頭のネジが何本かねーな、、、)
と思っちゃいまいますよ。ホントにね!
「S」はビジネスで成功したら、いつかMotoGPチームのスポンサーをやりたいな~なんて夢があるんですゥ~
まぁ、真面目な話、費用対効果で考えると「2~3億円」でメインスポンサーがやれるとマシンのサイドカウルにバーン!と社名がペイントされて、それが全世界に勝手に放映されるんですから、メチャクチャ投資効果が高いんですよね!
日本でTVコマーシャル打つと簡単に1億くらい、吹っ飛びますけど、ハッキリいって一瞬じゃないですか?それに雑誌とかにも残らないので、喜ぶのはテレビ局くらいのもんですよ!
ちょっと話が脱線しましたが、こういう楽しみをしながらビジネスを続けていけて、結果的に人が喜んでくれるなら、それこそ「最高の人生だよねー!」と思えるんじゃないですかね?あなたも、そう思いませんか?
では、今日は“未来のMotoGPチームスポンサー”を妄想しながら、失礼しますゥ~♪
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