人は体調がすぐれないと「風邪でも引いたかな、、、」と、自分は病気かもしれないと思うのですが、明らかな自覚症状のない病の方が実は、よっぽどタチが悪い。今回は、そんなお話です、、、
あなたは「シャイニー・オブジェクト症候群」をご存知ですか?
これは最先端の研究や 、輝かしい成功の事例だ!と聞くと「それがあれば成功できる!」と思い込み、どうしても片っ端から手にしたくなるといったものであり、いわゆるノウハウコレクターのかかっている病気のようなものだと言える症状です。
しかし、成功に繋がっているとはいえ、自分のビジネスに必要ではない、そしてあまり効果も期待できないような概念に振り回されるのは、自分の抱える問題の解決について遠ざかっていくようなものでしょう。
ですから、何でも片っ端から手をつけるのは考えものであり「それが本当に自分にとって必要なのか?」と冷静に見極める必要があるのです。
そこで、あなたに少し考えて欲しいのですが「自分が学ぶ必要のないものがあるとしたら、それは一体どんなものか?」この点を一度、じっくりと考えて欲しいと思います。
「戦略を持ったビジネスを展開する」これこそが、結果を出すための唯一の方法
短絡的に必要だと思い込み、数時間どころか数日間も、何かを学ぶことに時間を費やしやっと理解したと思ったら、結局それほど使わなかった、あるいはほとんど役に立たなかった、、、
こんな残念な経験がある人は「シャイニー・オブジェクト症候群」に、かかっている可能性があるでしょう。
自分が本当に必要としないものに無駄な時間を費やすのは、本当に馬鹿げたことだと思います。
私は、自分のビジネスにとって本当に必要だと思えないものに、無駄な時間を費やす気にはなれません。そんなことをしていれば、ビジネスがあっという間に停滞するばかりか、瞬く間に売り上げが落ちてしまうと思います。
ところが、ビジネスの勘所がなく経験の浅い人で、そんな無駄なことに時間を浪費している人が、かなりいるのではないかと考えます。
その様はまるで、自分の成功を、手にできるはずの成果を、自ら妨害しているようなものでしょう。
「なんでうまくいかないんだろう?」
「どうして結果が出ないのだろう?」
と悩んでいる原因が、ほかならぬ自分自身だとは気がつけないまま“終わらない堂々巡り”を続けている人があまりにも多いと感じます。
そんな人に見られる特徴的な傾向は、、、
「自分で全てを知っていなければいけない」と思い込んでいることであり、一種の脅迫観念から一生使わないかもしれないような無駄な情報を集め、それを自分に詰め込む事に懸命になり、本当にやるべきこと、やれば成果が出ること、そんなたったひとつのことに気がつかないまま、自分が集中するべきものを見失っていると思います。
そんな状態にある人が、シャイニー・オブジェクト症候群にかかるのであり一見すると、儲かると思えるようなビジネスの話しを聞くと、ついつい飛びついてしまうことこそ、ビジネスで成果を出すことにおいては危険であると思われています。
しかし、本当に危険なのは、儲け話や良さそうなものに飛びついてしまうことではなく、余計な情報で頭の中をいっぱいにしてしまうと、大局的な物の見方ができなくなってしまうことにあるのです。
何かを始め、そして一定の成果を出す原則は極めてシンプルであり、余計な情報はかえって足手まといになる可能性が高いと思います。
「どうでもいいようなこと」「本当は成果が出ないこと」を自分で理解しようと集中すると、それだけで集中力を浪費してしまい、本当に大事なことに集中することができません。
ビジネスでは、成果を出すための基本的なことがあり、そんな重要な基本的なことを理解しないまま成果を出そうと思っても、費やした努力も時間もお金もきっと無駄になり、後に残るのは「バカな事をした、、、」という虚しさと、何もする気も起きない「徒労感」だけでだと思います。
ではどうしてそれほどまでに、基本を重視しなければならないのか?
それは、細かなやり方やノウハウなどは、あくまでも戦術的なことであり、いくら詳細な情報や、最先端の方法論を集めたところで、それでは結果が出せないからです。結果を出すためにはあくまでも重要なのは戦略であり、
「戦略を持ったビジネスを展開する」これこそが、結果を出すための唯一の方法だと思います。
戦略とは、、、極めてシンプルに考え、実行するものである
戦略というのは、いわばビジネスを成長させる「エンジン」のようなものであり、エンジンを積んでない車に、最先端のナビをつけても、どこにも行き着くことができません。
エンジンがなければ車を動かすどころか、電源も入らないのでナビが機能することもないでしょう。ですから、細かな戦術的なことに終始すれば、車は前には進まない、、、すなわち、なんの目標達成もできないとなるのです。
実際のところ、私も1人で全てのことができるわけではありません。
というよりもむしろ、1人でできることなど限られた範囲の中でしかありません。コピーライターなんぞという商売をしていますが「Web回り」のことには、からっきしダメで、その辺りのことは「お金を出してでも、詳しい人に任せる」そして、「自分はライティングにのみ集中する」これが私の戦略であり、基本的なスタンスです。
だからこそ、ビジネスのために必要な全てを自分で知る必要などなくて「必要な時に、必要な分だけ、必要な情報を」手に入れられる仕組みや、状態、人脈を作っておくのが、最も大切なことだと思います。
あれやこれやとすべてを手に入れたとしても結局、どれも使いこなせないまま終わるのがオチであり、それではあなたは何もマスターできないままで、そしてなんの成果も出ないまま、ビジネスを諦めることになってしまうと思います。
優秀な起業家や経営者ほど「人が出来る事は人に任せる」そして「自分にしかできない何か」に集中し、余計なもの、ことには目もくれません。億を余裕で稼ぐ経営者には「自分はワープロくらいしかできないよ、、、」なんて余裕で笑う方も多いと聞きます。
極力、自分の中に入れる情報は最小限とし、自ら設定した戦略を「正確」に「シンプル」に実行することにのみ専念する!これが戦略を作る上での「基本となるシンプルな戦略」であり、手当たり次第に全てを自分の中に取り込むのは、あまりにも馬鹿げた愚行であると思います。
本日もありがとうございました。
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