「自分の手持ちの金を計算するな!そんなんじゃ、ギャンブルの世界に身を置く資格はねーよ!」と豪語するギャンブラーと同じメンタリティーでは、会社の経営は出来ません!だから、ちゃんと計算はしようね!

生涯をギャンブラーとして過ごしたある男がいます。彼はあるアドバイスを残したのですが、そのアドバイスの一節はこんなものです。

「ギャンブルのテーブルでは、自分の手持ちの金を計算するな。そんな考え方では、ギャンブルの世界に身を置く資格などない」と。

このアドバイスを聞いくと、なんだかちょっとカッコよく聞こえてしまうのですが実は、この話にはこんなオチがあり、そのオチとは、、、このギャンブラーはお金がなくなり貨物列車に忍び込み、そこで死んでしまった!といった、何とも情けない最後を迎えているのです。

富や名声に至る道はギャンブルだけでなく、自分で事業を起こしビジネスを始めるといった選択もあるのですが、ギャンブルで生計を立てるよりも、自分で起業しビジネスマンとして生計を立てる方がよほど効率が良いと思います。

しかしながら、ギャンブルであってもビジネスであっても、これをしていなければ勝負になどならない大事なことがあり、その大事なこととは「ちゃんと計算をすること」です。

「その数字」は本当に信ずるに足るものなのか?経営者は、数字の裏付けを常に確認すべきである

名声や富に至る道は、いく通りもあると思うのですが、どの道を通るにしても毎日、毎週、毎時間あらゆる手段を使って計算することを怠ってしまっては、自分の目論んだ通りの結果を手にすることなど到底、不可能なことだと思います。

ところが、計画を立てることや目標や目的を定めることそして、それらが予定通りに進んでいるかどうかを時々に応じてチェックすることが必要ですが、

「今自分がどのあたりに立っているのか?」

と自分自身の現在地を把握している人など残念なことに、ほとんどいないと言えるでしょう。

それに、自分の現在地を把握するために逐一計算をし、状況を把握している人など、さらに少ないと思います。

そして、これは既に起業を始めている人であっても同様であり、自分の会社の売り上げや、経費の計算を毎日必ずチェックし把握している経営者起業家は、かなり少ないと思います。

これは社内のセールスチームを使い商社を運営していた経営者の話なのですが彼は、

「会社の売り上げ35 %増」

「今月はどのセールスマンがノルマを達成したか?」

といったおおまかな数字や、会社の状況は把握していました。

ところが細かな数字は、全く把握しておらずある時コンサルタントから指示されて社内の数字を、普段チェックしないところまで細かく調べたそうです。

そして驚愕の事実を知ることになったのですが、、、売り上げ増のほとんどが、見せかけの数字であることに気がつきました。

数字は、条件や読み取り方次第で、その表している事実が全く変わってしまいます。

社員であるセールスマンたちは、毎月何とかノルマを達成しているように見せるため発生する支払いを、先払いで割引して帳簿上の数字を操作していたのです。

ですから、毎月すべてのセールスマンがノルマを達成していたのは事実はなく、また売り上げの大幅増も全てが操作された数字である事が判明しました。

他にも、製造業を営むある経営者は、製造の複雑な工程で発生する原価を個別に計算することを怠っていたため、部下に正確な製造原価の割り出しを指示したところ、利益を上げるために十分な金額を請求していないことに気がつきました。

しかし、私自身も長年、製造業に従事していたので製造業では、このような計算方法の重大な間違いが起こる事は決して珍しいことではないのです。

特に“人件費に関する原価の割り当て”などは、従業員によっては給与も個別に違うので、正確な製造原価を割り出すには、十分な試算が必要となるのですが、そのような“重要だが、手間と労力がかかる事”をしっかりとやれている会社は、かなりの少数派だと思います。

このような計算間違いや把握不足による問題は楽しいことではありませんし、最悪は会社の存続をも危うくします。

自分で会社を起こした賢いハズの起業家たちが、目隠しをしたままライフルで的を狙うようなマネをしている、つまり、、、闇雲に会社経営をしていることには驚きを禁じえませんが、目標に向かって計画通り順調に前進しているのかをチェックする作業すらしていない会社は「実際のとことかなり多いのでは?」と感じています。

あなたは1年後、2年後の目標達成の為のプロセスは「どのようになっているのか?」を把握していなければ何も達成できはしない!

ビジネスでは、政府やあなた以外の誰かが、あなたの会社のことを支えてくれる分けではありません。ですから、自分の会社は自分で支える他はなく、

「自分が今どこにいるのか?」

「ちゃんと正しい方向に向かっているのか?」

を、自分で正確に把握するしかないのです。

自分の会社が船だとすれば、、、自分がその船の船長であり、航海士でもあるので、自分で常にコンパスを見つめながら船の行き先と現在地を“常に正解に把握している”といった事が出来なければ、あなたの会社という船は確実に座礁してしまうと言えるのです。

だからこそ、あなたが1年後、あるいは2年後に起業したい考えているなら、

「その道筋をどのように実現するのか?」そして、

「目標達成するためのプロセスの詳細は、どのようなものであるのか?」

と、実際に語ることができなければ、おそらく時間だけが無意に過ぎてしまうと思います。

それでは最後は、どこにも行き着くこともできないまま貨物列車の中で最期を迎えたギャンブラーのように、哀れな最後を迎えることになってしまうかもしれませんし、その前に永遠に起業することなどできないままかもしれません。

本日もありがとうございました。

追伸

あなたが、どのような商売をしているのか?または会社勤めをしているのかは分かりませんが、、、世の中にある中小規模の会社で「自社の製品の製造原価」を“キッチリ漏れなく完璧に”把握している会社なんて、ほとんど皆無と言って良いかもしれません。(当然、シンプルなビジネスモデルだった別ですけどね)

私は製造業の世界にいたのが長かったので、自社以外にもいろんな会社を見てきましたが「原価管理」というのは完璧を求めるとなかなか難しいものであり、また営業職にも従事していたので各営業マンの上げてくる数字の裏付けが意外と「信用できねーよな~」といった事も感覚的に理解しています。

なんて話をした上で、改めてお聞きしますが「あなたは会社の“数字”をどれだけ正確に把握していますか?」

今日の記事を読んで「んン~」と唸った方は、一度「重要な数字」を精査してみる事をおススメします!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です