「漫画だから全てが虚構でも構わない、、、」なんて馬鹿、言うな!リアルではなければ結果が出ないのは漫画もマーケティングも変わらない!

マーケティングで結果を出そうと考えるなら、入念なリサーチは欠かせません。それは、どのようなマーケティングを行う場合であっても“ターゲットとなる対象者の現実に即した言葉”を使う必要があるからであり、ターゲットが、

「これは、自分の知っているものではない」

「実際に自分の使う言葉とは違う」

「私の現実とはマッチしない」

と意識的にも無意識にも感じてしまうと、いくら過去に実績のあるコピーを参考にしても、まったく反応を得る事が出来なくってしまいます。ですから、、、

最高のリサーチを行おうと考え、最大の成果を上げたいと思うなら実際に、ターゲットに会うことが最高のリサーチであり、自分の目で見て、触れて、感じたものに勝るリサーチなどないのです。

「読者の現実」と乖離した漫画では、人気は出ない、、、荒木飛呂彦の苦い経験

1980年に「週刊少年ジャンプ」でデビューした荒木飛呂彦氏は、代表作である「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズが20年以上も続く人気作品なのですが、彼の成功は読者を引きつけ魅了する独自の「世界観」があるからであり、氏いわく「マンガという架空の世界の話であっても現実の世界に即して、それなりにスジが通ることが絶対に必要である!」と語っています。

そして、荒木氏の初期の作品に「バオー来訪者」というマンガがあるのですが、そのあら筋は、、、

バオーというモンスターに変身する少年が主人公であり、物語の冒頭で科学研究所の鉄道車両が、三陸沖を走行している場面があります。

ところが、実際には、この三陸沖の路線は連載時の1984年から現在に至るまで、地理的な問題もあり電気車両ではなく、ディーゼルエンジン車両が使用されているのです。

荒木氏は、三陸沖を走る車両がディーゼル車である事を知ってはいたのですが、ストーリー上バオーを高電圧で感電させるシーンが必要だったので、敢えて電線を張って「現実を架空のものである自分の作品に合わせ」脚色を加えたそうです。しかし、一部の読者から「三陸沖の路線を走る車両はディーゼルだから電気で走る車両はない」と指摘を受けてしまいました。

さらに、単線の路線を複線にして「現実を二重に自分の作品に合わせて捻じ曲げる」といった過ちを犯したそうです。

その指摘を受けた荒木氏は、その指摘をした読者はバオーの世界観をそれ以降「フェイク」と感じてリアルに感じられなくなったのでは?そして、自分は貴重なファンを一人失ったのでは?と考え、読者の知る現実を自分の都合で変えたことを、とても後悔したそうです。

だから、自分は「ディーゼル車両を自分の作品のストーリーに合わせて、無理に電化車両に変えるのではなく、路線そのものを変えるか、ストーリー自体を変えるかを行うべきだった、、、」と猛烈に反省したというのです。

私も実は、荒木氏のこのマンガを連載で読んだ記憶があるのですが、当時の私はそこまで違和感やフェイク感といったものを感じてはいませんでした、確かに漫画はマンガであり「これは想像の物語だ」といった認識はあったのですが。ストーリーそのものは好きでした。

しかし、荒木氏に現実との乖離を指摘した読者は「自分の知っている日常とは、全然違っている、、、」と感じてしまったために、架空の物語そのものを受け入れ楽しむ事が意識的にできなくなってしまった、、、

これが私なりの想像であり、おそらくかなり正解に近い答えではなかいと思っています。

この荒木氏の経験は、架空の世界を描くマンガの話ではあるのですが、リアルな市場とそこにいる見込み客を相手に商売をする私たち経営者に「見込み客の現実を大切にすることの重要性」を“リアル”に教えてくれているのではないかと思います。

荒木氏は、その手痛い経験に反省し出世作である「ジョジョの奇妙な冒険」の連載に当たっては、可能な限り、作品に登場する場所には赴き入念な取材を行い、極力リアルな描写を行う事を心掛けているそうです。

第三部の「スターダストクルセイダース編」では、物語の行程とゴールとなるエジプトは、ほぼ全ての場所を取材し、第五部の「黄金の風編」ではクライマックスとなるローマの街を正確に再現するため、資料に目を通し、それでは補え切れない情報を求めて現地まで、実際に取材旅行を実施しています。

その結果、マンガの中で描写される建物や信号機、交通標識といった公共物から、コロッセオからティベル川までの距離感など現地を知っている人であれば、

「ああ、ここは知っている!」

「旅行に行った時と同じだ!そうそう、確かに同じだ!」

「あれ、この写真とまったく同じ並びじゃないか~!」

と感動するくらい、物語の背景となる街の風景を緻密に描き込んでいるのです。

現代は、必要な情報も検索すれば手軽にその場で知る事ができ、膨大な時間と手間と費用をかけてまで「リアルを追求する価値があるのか?」と思われる方もいるでしょう。

しかしながら、荒木飛呂彦氏は、、、

「漫画家にとって何よりも大切なのはまず締め切りを守ること、そして、、、良いマンガを描き続けること」としています。そして、マンガのクオリティを保つためには、

「実際に、自分の目で見て取材を通しアイデアを得るため、様々な映画を観たり本を読んだりする事が重要だ!でなければ、漫画家としてすぐに枯渇してしまう、、、」

こう結論しています。実際に近年では、週刊連載のマンガであっても休刊し、綿密な取材旅行をしてからまた連載を再開していく、といった漫画家が増えたように思えます。

ターゲットのリアルな現実を捻じ曲げられたコピーでは、ターゲットに刺さることはあり得ない

漫画は虚構の世界の話ではありますが、、、「如何にリアルを読者に感じさせるか?」が生命線であり、その点がリアルな世界のマーケティングにも通じるものがあるかと思えます。

マーケティングを成功させるのも荒木氏の言う「リアルを追求する姿勢」であり、ターゲットとなる顧客にリアルを感じさせる情報やアイデアは実際に、自らの足で取りに行くしかないでしょう。

しかし、この「ターゲットのリアルな現実」を軽視する人は自分の頭の中で勝手に、

「おそらく、相手はこう思うだろう、、、」

「たぶん、これくらいで十分だな、、、」

と、自分の都合に合わせて自分勝手に、ターゲットの現実を捻じ曲げてしまいます。

けれども、自分の知る現実を無理やり変えられてれしまったターゲットは、どれだけ耳触りの良いコピーを見せられても、

「それは自分の知る世界とは違っている、、、」

と反応することが無いのです。それでは、どれだけ手間暇かけたマーケティングを行っても、成果が上がるハズはなく、それだけに入念で、ターゲットの現実に即した情報とアイデアを手にする為のリサーチを欠かす事はできません。

ですから、思い込みや予想から生まれた言葉には価値がなく「ただの思い込み」でコピーを書いても、あなたの行うマーケティングが報われてその結果、あなたがリアルな売上を手にする事も無いのです。

最後までありがとうございました。

追伸

人のリアルな本音を知りたければ、やはり「リアルな人間の思考」を知る必要があると思います。

となると、、、

何度か、ここまでの投稿でもご紹介させて頂いた、

こちらの書籍が「やっぱりお勧めかな?~」と思えます。

実際に、どのような実験結果から導き出された結論なのか?といった事が

リアルに細かく説明されていますし、ご自身のビジネスで

「どんな風にリサーチをしようか?」と考えた時の参考にもなるでしょう。

目的を持って活用されると、かなり費用対効果の高い一冊になると思います。

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「脳科学マーケティング100の法則」

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