「より少ない生き方」あなたは自分の「モノ」より本当に大切な「もの」を知っていますか?

1930年代のアメリカの人々に敬愛されたコメディアンのウィル・ロジャース。彼は飛行機事故で他界しましたが多くの名言を残しています。

そんな彼の言葉の中に、こんな一節があるのです。

「あまりにもたくさんの人が、自分で稼いだわけでもないお金を使って欲しくもないものを買い、好きでもない人を感心させようとしている」

モノが増えすぎて、その増えすぎたモノに支配されている現代の私たちは、彼の言葉から学ぶべき多くの事があると思えます。

国内で大ブレイクして、今や世界に飛び出した“こんまりさん”の「人生がときめく片付けの魔法」が世界的ベストセラーとなり「フランス人は10着しか服を持たない」といった本もベストセラーとなっている事は、モノの束縛から解放されようとするムーブメントが起きている証のように思えます。

現代人はモノの束縛を受けている

日本発のブランドでありシンプルを追求した「無印良品」が世界中で受け入れられている背景には、やはり過度な物質主義に反発する人が増えた証拠でもあると言えるでしょう。

これらの動きを一言で表せばそれは「ミニマムライフ」といったキーワードが最も当てはまると思います。

毎月100万人以上が訪問するミニマリズム生活を紹介するアメリカのウェブサイト「BecomingMinimalist.com」

の創設者、ジョシュア・ベッカーは、

「ミニマリストになると、その瞬間からいちばん大きな夢を追求する自由が手に入る」そして、

「大切なのは、もっと大きな人生を生きることだ」

とコメントしています。

確かに、モノがあふれている現代ではモノがあり過ぎるが故に、幸せからは遠ざかっていると考える事も出来るのではないのでしょうか?

「○○がないと生きていけない」

「○○がないと不便だから、、、」

とモノがないと私たちは不便さや不幸せを感じるのですが、よくよく考えてみると、、、それも一種の錯覚かもしれません。

現在では朝の通勤風景でも、家族での食事のただなかでもスマホ片手に何かをしているといった光景はめずらしくもなく、スマホ依存は様々な社会問題にまで発展しています。しかし、たかだか二十数年前は携帯なんてものがそれほど普及していなかったのですが、それでも私たちの日常生活は十分に成り立っていたのです。

ですから、、、

「モノを減らす事で逆に幸せになれる」

このように考える事は、むしろ正しい考え方なのかもしれません。

もし「モノが欲しい、その為にはお金が必要だから」といった考えに縛られて生きているなら、それはモノに縛られた不便な生き方だと言えるでしょう。

そうした事実に気付き始めた人立ちが“ミニマリズム”という考え方にシンパシーを感じ、そして相対的にお金の価値が急落しているようにも感じます。

いずれにせよ、モノでもお金でも何かに囚われ、縛られているような人生では決して幸せとは言えないと思います。そして、ここに興味深いデータがあるのですが、、、

「家庭内の収納や片付けに関するビジネスは、今や8000億円規模まで膨らんでいる」

こんなデータがあるそうです。

しかも、片付け関連ビジネスの市場規模は年10%の急成長を続けています。にもかかわらず、、、

全体の10%の家庭が、レンタルの倉庫サービスを利用しているといったデータもあるのです。このように数字上のデータを見るだけで現代人は「矛盾した感覚の中で生きている」と言えるのかもしれません。

ですから、数字から読み解いただけでも現代人は「モノの呪縛を受けている」そんな事が言えるのではないかと思うのです。

「モノ」より大切なものは何か?あなたは自分の本当に大切なものを知っていますか?

しかし、人間の価値を決めるのは「その人がどんな事をやってきたのか?」「何を目指しているのか?」「どれだけ他人を幸せにしてきたか?」であって、多くのモノを持っているなど所有物で決まるものではないハズです。

これは別に「贅沢なものを持っているのはいけない!」「高価なものは不要だ、、、」「機能的なものだけがあればいい」「質素倹約こそが美徳だ!」と言っている訳ではありません。

その人が努力して自分の才能を活かし、そして手に入れた大切なお金で、モノを大切に扱っているなら、なんら問題はないと思います。そうして手に入れた大切なものに囲まれて暮らすのは、とても意義深く、幸せな生き方だと思えます。

ですから、

「自分にとって不必要なものは何か?」そして、

「自分は何に囚われているのか?」

「自分が大切にしなければならないものは何か?」

これらを知る事が大切であり、自分にとって本当に必要なものは何で、自分は何を残すべきで、本当にやりたい事は何なのか?

これらを知っている事が、これからの時代を生きていく一番大切な事になるのだと思います。

本日もありがとうございました。

 追伸

某自動車メーカーのCMで「ものより思い出」というキャッチコピーがありますが、ほぼ誰もが知っているコピーであり、様々な場面で文字られたりしています。

 しかし、このメーカー最近では元トップの金銭的不祥事で、「やっぱ金が大事か、んん?なんか言ってみい!CMとちがうやんけ!」とツッコミたくなりますが、コピーは多くの人の記憶に残る素晴らしいコピーだと思います。

 で、、、実際に人がモノを欲しがる究極的な目的は「自らの感情を満たすため」であり、どれだけの人の感情を満たせるか?がビジネスの成否の分かれ目にもなるものです。ですから、どうせなら買ってくれた人の記憶に「ああ、良いものだったな、、、」と残るような商品を、あなたには作って欲しいと思います。

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