「この先、どうなるかなんて分からねーよ!」という時代には、自分の足腰を鍛えるしかないの! そんな時代に自分らしく生きるには、まず必要なのは「ビジョン」だよ、、、

「二〇二四年までに会社は一度、死ぬ」

こう断言するのは、カリスマコンサルタントとして有名な“神田昌典”氏です。

少々、過激な発言のようにも思えますが、もし、その予言?が本当だとしたら、我々はどのように働いていけばいいのか?

今日は、これからの働き方について考えてみたいと思います。

先行き不安定な時代、足場の安定を確保しようとするならば、、、自分の足腰を鍛えるしかない

現在、就活中の学生にダントツで人気のあるのが「公務員」だそうです。

東電のような半国策企業が震災の影響でダメージを受け、東芝は粉飾決算によって自らブランドイメージをぶち壊し、シャープに至っては、台湾企業に買い叩かれ、買収される始末です。

名だたる大企業が苦境に陥る中、安定の代名詞である公務員に目が行くのは、社会人経験のない学生にとっては無理からぬ事なのかもしれません。

しかし、ですが、、、

「大企業だから安定」「公務員だから潰れない」と、組織に属していれば、自らのキャリアも安泰だと考えるのは、極めて危険と言えるのではないかと思います。

企業や商品のライフサイクルは、かつて経験した事のないくらいに早まっています。

ここまでサイクルが短くなると、

「どの波に乗れば、大丈夫なのか?」

と言う問題ではなく、

「どんな波が来ても、乗り越えていける!」

という確固たる自分のコアを持ちつつ、将来に対する明確なビジョンを確立する事が、「もっとも安定した生き方になる」と言える時代になってきたと言えるでしょう。

不安定な足場の上で安定を確保しようとするならば、、、自分の足腰を鍛えるしかないのと同じ道理だと思います。

そして、これから働いていく為のヒントとしては、、、

「CI(コネクティング・インテリジェンス)」と「ワンワード・エクイティ」(あなたの資産、才能)

この2つがキーワードになるでしょう。

これらは「1万時間の法則」で有名なダニエル・ピンクの提言であり、未来から選ばれる人の条件とは、、、

「ビジョンに夢中になれること」

としています。

そして、現代社会で働く私たちは“ある力”を失っていると思うのですが、その力とは「希望のストーリーを描く力」でありストーリー、つまり「物語」とは生きていく為の源泉とも言えるものだと思います。

生きていく為の元になるものを失ってしまえば、考える力、感受性、他者を想う心、人を愛する力といった、人が生きていくのに必要な力を全て失う事を意味します。

この生きていく力を失ったまま、生きていく物語から切り離されたままでは我々は働く事ができません。

ですから、近い将来、根本的な問題解決の為、大きな変化の波に晒される事になると、神田氏は考えているのです。

今、企業の労働力を支えているのは派遣社員や期間社員といった非正規労働の人達です。彼らには、会社と共に未来へと向かうといったイメージなど、ありません。

いえ、正確には「持てない」と言った方が良いでしょう。

ですから、日本企業の強みであった現場の力は確実に削がれています。

これが、神田氏の予言する、

「会社は一度、死ね」

という理由です。

これから必要とされる人材とは、社内外の人を束ねて、リーダーシップの取れる人であり、失敗を恐れず、新しい価値を生み出すためにチャレンジの出来る人だと思います。

そのような人物に特に求められるの「CI(コネクティング・インテリジェンス)」の能力であり、この能力は、人々のネットワークを形成し、その人たちの能力を引き出せる能力です。

現在、アメリカで研究しながら普及しつつある仕組みでは、人材をメーカーと「PEO(Professional Employer Organization)」という組織が共同で雇用し“PEOが賃金、福利厚生などを労務管理する”といった雇用方法になるのです。

この仕組みなら、メーカーとの契約が切れても、PEOが退職金、雇用保険、福利厚生を引き継ぐので、転職がしやすい。つまり、、、

「安心して、自分のビジョンにあった働き方を追求できる」という訳です。

自分という人間のコアを持ちつつ、自分らしく生きるには、まず必要なのが「ビジョン」である

結局のところ、、、

「自分自身のビジョン」がより重要になるのであって、逆にビジョンを持てない人は、かりそめの安定を求めて常に不安定にさらされる事になるのです。

なので、あなたが自分という人間のコアを持ちつつ、自分らしく生きるには、まず必要なのが「ビジョン」であって、組織にいれば安心だと考えてしまうのは、、、

危険かつ、つまらない考え方であり、そんな思考では、本当の安心など永遠に手に入らないと思います。そして、自分自身の理想を追ったビジョンを持てないような人生は、ただひたすら「幻想を追いかけるような人生」であると思います。

本日もありがとうございました。

追伸

神田氏は「会社は一度、死ね」と公言していますが、全ての会社がなくなる訳ではないと思います。では、どんな会社がなくなるのか?なのですが、人づてに聞いたある派遣社員の話がとても興味深いので紹介させてもらいます。

その派遣者社員は仮に“Aさん”としますが、Aさんは「半年間、派遣先からの社員として働き、その後、正規給与待遇での正社員契約」という話を頂き、毎日コツコツと働いていたそうです。

派遣者社員として働き、5ヵ月が過ぎた頃、派遣先の社長さんと話し合いをし「どう、今の会社でやっていけそう?」と訊かれ「ええ、仕事もだいぶ慣れましたし、大丈夫です!」と双方合意の上で、本契約の手続きに移りました。ところが、、、

会社側から提示された給与がモデル賃金の26万円を大幅に下回る「20万円」の回答でした。

(え!ウソだろ聞いてた話とは、あまりにも違うじゃないか!26万円でも安いのに、これじゃ派遣の時よりも実質賃金が下がってしまう!!)

と愕然としたそうです。

で、、、なぜ、こんな賃金が提示されたのか?ですが、派遣会社と取り交わしをした採用担当者のFさんが運悪く、足を滑らせ大腿骨骨折の長期入院をしている間に、Aさんは半年の派遣期間満了を迎え、代わりに派遣会社と交渉にあたった代理の採用者は、Fさんから“モデル賃金の提示が合った事を知らなかったらしく”自分の一存で(おそらく社長、会長に人件費カットの実績を示そうとして)20万円の提示を行った、、、これが真相だったとの事です。

しかも、まったくイヤらしい事に、

「Aさん、失礼ですが派遣先からは時給、どのくらいで契約されてます?こんな事、聞いちゃうと派遣元に怒られるかな(笑)」

と狡猾に人の良いAさんから情報を聞き出し、Aさんが正直に「時給1,200円です」と答えると、

「そうですか、分かりました。」

と素知らぬ顔で「時給1、200円」でモデル賃金を作ったようです。Aさんは40代後半でしたから、26万円でも「あまりにも安い」と言える金額ですが、その賃金を大幅に下回って20万円の提示では、

(お前は、どうせ他にいく所もないだろ?これでまずは提示してやる、、、)

といった魂胆が丸見えであり、それを承認した経営者も最低レベルの人格だと思います。そもそも、Aさんが派遣元から1,200円で賃金提示されているなら「派遣元には一体いくらを支払っているのか?」という問題であり、時給をそのままで賃金計算する方が、あまりにも人を愚弄している!といえる話であると思います。

Aさんは結局、

「これじゃ派遣の方がまだマシじゃないか、、、」

と失意のまま、その会社で1カ月だけ正社員として働いて、泣く泣く、その会社を去ったそうです、、、

Aさんを派遣した派遣先も、モデル賃金を見せているにも関わらず、会社と賃金交渉を行わなかったという点では「悪質である」と断罪されて然るべきですが、そもそも、担当者不在の際にあまりにも下衆な対応をした会社こそが「最悪レベルの見識を持った経営」であり、このような会社に未来はあるのか?と訊かれたら、

「まあ、良くて現状維持、最悪は淘汰されるね、、、」

と答える事しか出来ません。

しかし、今の日本にはこのような会社があまりにも多く存在するのが事実であり、「雇用」というものが既に崩壊していると言っても差し支えないと思います。

ですから、「会社は一度、死ね」という神田氏の言葉は、この国の現状を端的に言い表しているのであり、個人も組織もビジョンがなければ、「死ぬしかない!」そんな時代に差し掛かっていると思えるのです。

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